フルーツパンナコッタで愛媛産フルーツの魅力を広める!mareの戦略を教えていただきました

澤田 真実(さわだ まなみ)【フルーツパンナコッタのお店 mare】

mare株式会社 マネージャー。2020年8月に伊予カントリークラブの子会社であるmare株式会社へ入社。専任でmareの事業をスタートさせる。現在は商品企画、販売、広報など製造以外の部分を担当している。現在は無店舗でイベント等に出店、2021年からはキッチンカーでの販売を開始する。

【Instagram】


フルーツパンナコッタのお店mareをはじめたきっかけ

-澤田さんが転職し、パンナコッタの事業に携わることになったのはなぜですか?

以前の勤めていた会社も伊予市でした。その会社と現在勤めているmare株式会社は社長同士の親交があったので、私も現社長と知り合いまして。

もともとは私、営業事務をしていたんですね。でも、もっと人と関わる仕事がしたいと思っていました。私が「飲食業に興味がある。」と話していたところ、今の社長にスカウトされました、笑。伊予カントリークラブの子会社として、飲食の新事業をはじめたいとちょうど考えていたそうで。社長同士の話し合いの結果、穏便に転職する運びとなりました。

-お互いの希望がマッチしていたんですね。現在はどのような形態で事業展開していますか?

愛媛県内子町の楽農研究所さんの工場を使わせていただいて商品を製造し、イベント時に出店しています。実店舗は持っていないんですよ。先日は エミフル松前にあるHUMPTY DUMPTYさんのイベントや、まつやま花園日曜市で販売しました。ありがたいことに、イベント時は1時間で売り切れる日もあるんですよ。数に限りがあって申し訳ないです。できるだけ多くのみなさまにお届けできるよう頑張って製造しています!

ところで、パンナコッタってどんなスイーツですか?

パンナコッタとは、イタリア発祥のスイーツで、和訳すると「調理したクリーム」。ゼラチンでとろみをつけ、つるりとした口当たりのクリーム系デザートです。卵を使っていないプリンみたいなイメージですかね。新感覚の食感です。甘さ控えめにしているので、さっぱりしていて食べやすいです。

mareのフルーツパンナコッタは、果物の色彩豊かな見た目を楽しんだあと、食べても美味しい。2度も幸せを感じられる点がオススメです。ぶどうやいちじく、メロンやいちごなど、季節のフルーツを使っています。生クリームのみを贅沢に使用した濃厚パンナコッタ「プレミアム」もありますよ。

お客様の声を聞いたり、フルーツの魅力がいちばん伝わる調理方法を試行錯誤したりしながら、新メニューを開発しています!

パンナコッタを販売する理由

-数あるスイーツの中で、なぜ「パンナコッタ」を商品として選ばれたんですか?

理由はたくさんあります。まず、コンセプトとして愛媛産の果物を使ったスイーツにすることは決まっていました。愛媛では柑橘類の他、イチジクやキウイフルーツなど全国的に収穫量トップのフルーツがたくさんあります。栗やビワもシェアが大きいですね。これらをさらにお客様へ紹介していきたい思いから事業がはじまっています。

-愛媛県産で全国的に生産量が多い果物は、みかん以外にもたくさんあるんですね。

そうなんです。最近では品種改良が進み、まだ認知度の低い新種が増えています。

以前、愛媛県内子産の「クインニーナ」を使ったパンナコッタを販売しました。クインニーナは巨峰より甘みの強い種なし赤ぶどうです。果肉は肉厚で少し固め、食べ応えがありパンナコッタによくあいます。知名度はまだ高くなく、「クインニーナって何?」とお客様に何度も聞かれ、みなさんにご説明しました。実際に購入いただくと非常に好評で。このようにパンナコッタを通じて、愛媛産のフルーツのPRにつながるといいなと思っています。

他には、近年人気急上昇中の「レインボーレッドキウイ」を使った新商品を企画しています。中心部の果肉が赤色で見栄えがする品種です。酸味がなくて甘みが強いので、キウイが苦手な方でも食べやすいですよ。

-私もクインニーナ、レインボーレッドキウイをはじめて知りました。気になるフルーツが増えそうですね。

ぜひ新しい品種にも注目してみてくださいね。

パンナコッタを選んだ理由は他に、持ち帰りやすいこと。キッチンカーやイベントに出店するお店は、その場で食べる前提のメニューが多いですよね。そうではなくて、家にお土産として持ち帰り家族や親しい人にも共有してもらえるメニューにしたかったんです。パンナコッタは子どもからお年寄りまで好まれると思いましたし、男性の常連さんもできてきました。

さらにもうひとつ。2021年の年明けにはmareのキッチンカーができます。キッチンカーで売る高級志向のスイーツに挑戦したかったんですよね。今は持ち帰り用に瓶詰めのみで販売していますが、その場でパフェっぽくアレンジして販売することも検討していますよ。

-いろいろな条件を考慮した結果、パンナコッタが候補にあがったんですね。

最近はよく色鮮やかなフルーツパンナコッタをInstagramで見かけます。宣伝はInstagramのみでされているのですか?

基本的にはそうですね。商品の可愛さ、カラフルで目を引くデザインはInstagramとの相性がよいです。SNSが浸透した現在では、いくら美味しいスイーツでも見た目が地味だと、なかなか宣伝に繋がらないですから。

カラフルでおしゃれな写真が撮りたいと言われ、全種類買って帰られるお客様もいるんですよ。お土産でもらった方にもInstagramアカウントを知っていただけるよう、容器を留めている帯シールにQRコードを入れました。イベント出店するごとにフォローしてくださる方が増え、フォロワーさんは現在1000人を超えています。(2020年11月現在)

あとは、mareは出店場所が毎回変更になるますし、季節のフルーツを使った限定メニューが多いです。最新情報をリアルタイムでお客様に提供できる点もInstagramは便利ですね。お店を訪れてくれる方から「Instagramで見ました!」とお声掛けいただく機会が増えてきました。

-今後、お店でやっていきたいことはありますか?

現在は中予地区での販売がメインですが、キッチンカーができたら東予や南予にも行きやすくなります。愛媛県内のいろいろな場所で販売したいですね。そしていつかは愛媛県外にも足を延ばし、愛媛のよさを県外の方にも伝えていきたいです。

将来的にはネットショップでの販売も考えています。現在はガラス瓶に詰めて販売しているので難しいですが、容器を改良し全国にお届けできるようにしていきたいですね。パンナコッタはもちろん、愛媛県産のフルーツも売りたいです。

-mareの今後が楽しみになりました!本日はありがとうございました。

インタビューを終えて:

Instagramでmareを拝見して、お客さん目線で「かわいい」「美味しそう」と思っていました。実施のお話を伺うと、そのような反応も計算して事業をされていることがわかりました。

澤田さんのお話をお伺いしながら、mareが向かう方向性が現在は感染症拡大のためイベント中止が増えてきているようです。